Life in the UK〜英国永住資格を得るには~
英国永住資格を得るには、求められた金額(かなーーり高額だそう)、かつ英語力や資金の証明等さまざまな物を用意しなければならないのですが、まず大前提としてこのLife in the UKテストに合格しなければなりません。
もちろんイギリスの永住資格を取る予定はないのですが、この本にはイギリスで生活するためのエッセンスが凝縮されているはずで、興味深いなーと思い知り合いの方にお借りしています。
政府からの案内も出ていました
- 1:What is the UK?
- 2:A Long and illustrious history
- 3:A modern, thriving society
- 4:The UK and international institutions
1:What is the UK?
イギリスの構成について説明しているチャプターです。
みなさんCrown dependenciesってご存知ですか?the Channel Islands(チャンネル諸島)やthe Isle of Man(マン島)のことを言うのですが、イギリスには属さず、それぞれ独自の憲法の下で政府を持っているそう。
2:A Long and illustrious history
イギリスの歴史を説明しています。Stone Age(石器時代)からはじまり、かなーーり長いです(笑)ここで、イギリスの偉人たちの解説がちょこちょこ出てきます。
・ヘンリー8世
ローマ・カトリック教会からの分離に最も貢献した人物。また、6度結婚をしたことでも有名。
・エリザベス1世
イングランド国教会を国家の主柱として位置づけた人物。
最も有名な劇作家。当時では数少ない、庶民のリアルな姿を描いたことで有名になった人物。
などなど。。。あとユニオンジャックについての解説もありましたよ!
ご覧のとおり、イングランド + スコットランド + 北アイルランド を足すとユニオンジャックになります。「あれ、ウェールズは?」となりますが、初代ユニオンフラッグが出来たときにウェールズはイングランドに属していたので、ユニオンジャックには載らず別途存在させることにしたそう。
3:A modern, thriving society
このチャプターが一番おもしろいです。(生活に直結しますしね!)へ〜って思ったことをいくつか…
・近年、人口増加が著しい
移民の受入れも主原因だそう、イギリスは日本みたいに排他的な国だと思っていたので意外でした
・21%が無信仰
一方で70%がキリスト教徒、想像していたより無信仰が多かったです
・イースターについて
イースター40日前~当日までをLentと呼び、基本的には断食期間。「断食がはじまるので事前に卵やミルクをしっかり摂ってエネルギーを蓄えておきましょうね、ということから卵モチーフのモノが、この時期お目見えするようです。ただし完全に断食するわけではなく、好物を控える程度のことみたい。とはいえ、おそらくLent期間中は街中もすこしひっそりするのでは?と思います。
・テレビ
1世帯につき1つTVライセンスを取得しなければならない(たとえTVがなくても)。日本で言うNHK受信料と思っていただけると。ライセンス無しで鑑賞した場合、150万ほどの罰金が課せられるそう。
飲酒は18歳以上、ギャンブルも18歳以上。しかしある条件を満たせば16歳から可能(比較的ゆるめ?)
4:The UK and international institutions
このチャプターもおもしろかったです。ここでもへ〜って思ったことを…
・選挙の投票権
18歳以上。日本だと住民票を置いている役所から自動的に送付されてくるけど、イギリスでは投票するには事前に登録を済ませる必要があるみたい("people on the electoral register"となる。これを済ますと裁判員制度の選定対象にもなる)。
【税金】従業員は雇用主により自動的に源泉徴収され(管轄はHMRC)、自営業は確定申告が必要
【社会保障】従業員はみなNational Insurance Contiributionを支払う義務があり、その分定年後の年金や医療費が保障される。
【マイナンバー】National Insurance numberというもので、16歳になる前に付与される。イギリスで働きたい外国人も必ず取得しなければならず、DWPという当局に問い合わせれば相応の指示が得られるそう。
出来ることなら渡英前に読んでおきたかった... というわけで、本日はこのへんで。